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YUKO'S BLUE LOG

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2008年 02月 28日

Page











人生を一冊の書物に例えるとするならば…

一日一日は、ページという真っ白な空間に、

人それぞれの、その日起こり得た出来事を

文字であったり、色であったり、写真・図形等のビジュアル素材であったり、

様々な素材で、埋め尽くされた創造作品である。





それは…

ある日は、絵日記のようであったり、百科事典のようであったり、攻略本のようであったり、写真集のようであったり、

又はファッション雑誌のようなものかもしれない。

その日を、その24時間をその人が如何に過ごし得たか、

そして、その人の心の中で、どのように消化されたのか、

それが、その日のページに、次々と書き込まれて行く。





それは…

A3大判の大きさであったり、文庫本の大きさであったり、

その日その日によって、サイズは区々ではあるのだけれど

最後は、何故か綺麗に製本されてしまう

そんな不思議な書物である。



















2008年2月2日から2月25日までの“クジラ船開催の24日間”の私のページは…



ある日は、モノクロ写真集であったり…。

ある日は、様々な色で埋め尽くされた絵本であったり…。

ある日は、ある人物のポートレートであったり…。

ある日は、面白くてなかなか終われない漫画本であったり…。

ある日は、難しすぎる哲学書であったり…。



それぞれ違った種類ではあるのだけれど

全ての軸は、「球美の海の素晴らしさ」に満ち溢れていました。



大歓声を高らかに挙げた日もあれば、不安に苛まれる日もありました。

だけれど、今こうしてこの文章を書いていて思える事は、

全て含めて…“自然の素晴らしさ”“球美の海の素晴らしさ”なのだと。



今…24日間のページを捲りながら、

今年の私のクジラシーズンが幕を閉じようとしています。

24ページ全てが輝いています。

どのページも、どのページも、大切な思い出の一ページです。



ご一緒して下さった全ての皆様に…御礼申し上げます。



今年クジラ船に乗船して頂いたゲストの皆様…



初めて乗船して頂いたのに、ザトウの姿を遠くからしか見れなかった方もいらっしゃいました。(ごめんなさいね。)

今年は頭数が少なかったのに加え、天候・海況にあまり恵まれず、辛い日も多々ありました。

でも何時の日か、きっと、ザトウの写真で埋め尽くされた夢のようページを書き込めるはずです。

そんなページを人生の書物に残すためにも、

これからも“球美の海”に足を運んで下さる事を願って止みません。

何時の日か、共に喜びのページを書き上げましょう。



毎年このクジラ船を愉しみにして頂いていて、今年も乗船して下さったゲストの皆様

今年は、例年に比べクジラの数的には、辛さ1/2歓び1/2と言う感じではありましたが、

今年も船上では、数々の愉しいシーンを過ごさせて頂きました。

会話の一つ一つが、笑顔の一つ一つが、行動の一つ一つが鮮明に思い出されます。

皆さんの今年のクジラ船のページは、どんな感じに綴られていますか???

私のページは、どのページもピカピカに輝き、皆さんの笑顔が一杯綴られています。

皆さんのページにも、素敵な物語が綴られていると…嬉しいなぁ。









※せっかく5Dを購入したにも係わらず、相方に独占され(笑)

リアルタイムなUPが出来ず、申し訳ありませんでした。

と、言いますか…日々の乗船で、私自身いっぱいいっぱいでした。汗。

初めてスタッフとして乗船した“クジラ船”

やはり…ゲストの時とは違う感慨も多く、気持ちに余裕がありませんでした。

まだまだですねぇ~。わたし。(結構長い年月生きていますのにっ。汗)

が…日々溜まっていたものも、最終日には思いっ切り吐き出し、

「ゲスト以上に愉しんでいた」と、ご指摘を受けた事は、否めません。失礼致しました。

(そう言えば…最終日、ゲストの皆さんが私の方を見て笑っていた気が、今更ながら致します。自爆です。)

 

5Dを独占していた穴埋めに…

本日の写真は、KAWAMOTO TSUYOSHIさんの5D作品でUPしております。

(っうか…ちょっとは私にも交代して、撮影させろっうねんなぁ。ほんまに、もぉ~っ。笑)







最後に一言(まだ何か言うのか!!!って感じですね。笑。)



今年も、愉しい素敵なページを綴らせて頂いて…心から感謝しています。全ての皆様に……ありがとうございました。

そして、来年も一緒に素敵なページを残せますように……。


# by yukologbook | 2008-02-28 23:58 | On-Land
2008年 02月 17日

『ゆうこちゃ~~~ん。あ~そ~び~ましょ~~っ♪』



『はぁ~~~いっ。ちょっと待ってぇ~~~』





エスティバンHPのスタッフブログと同じようなタイトル…ボキャブラリーが少なくて…お恥かしいです。



だけど…この言葉が正にドンピシャリの感動・感激・の奇跡のような30分間が、球美の海で起こったのでした。























クジラ船が始まって三日目。

一日目、二日目と、天候・海況に恵まれず、クジラの姿は見れたものの、あっと言う間に姿を見失ってしまう…。

そんな過酷な二日間を修行僧の如く、じっと耐え忍んだ末……

遊戯会の幕は、突然開いたのでした。





その一部始終をここで思い起こしてみたくなりました。暫しお付き合いください。





まず、船からかなり遠くに…二つの真っ直ぐで太く勢いのあるブローを発見。

船首をそちらの方向へ向け、猛スピードで走らせる事数分。

ある程度近づいたところで、クジラの周り前後左右に、数十頭のイルカの群れが囲んでいる事を認知。

これを見た二人のカメラマンさん…何も言葉を発する事無く、水中の準備を淡々と、そして黙々と始めている。

それを見てしまった私…(もう、どうしたか分かるでしょ。笑)右に倣えをしてのでありました。笑。

ゲスト9名、スタッフ3名の乗員数の中…あっと言う間に、水中の準備を整えたカメラマンさん2名と私。

(ゲストほっといてなにしてるんですかぁ~~っ。と、突っ込まないで下さいね。自爆)

イルカだけでもなんとか撮りたい~っと、我先にと、勢い勇んで…いざ入水。





飛び込んだ瞬間、まず目に入ってきた光景は…

二頭のクジラとイルカが上になったり下になったり…愉しそうに戯れて、じゃれあっている光景。

クジラとイルカの両方がファインダーに入らないかと、色々体制を変えてみるものの

イルカのスピードが速すぎて…絶対無理。

ならば…クジラだけでも。

と、猛ダッシュで追いかけていると、

なんと、二頭の内の一頭のクジラが、こっちに向かってやってくるではないかっ。

私には、未知なる近距離。

カメラを構えるより先に、体の前で煽り足。爆。

(そうです。逃げたのです。この私がっ。笑)

怖さのあまり、「怖い~っ。怖いやぁぁぁ~んっ。」と、絶叫していた…様です。笑。





が…ここからがこのクジラの凄い所なのです…

7、8m位の水深でピタッと停止し、顔を水面に向けてグル~リと回転させ、

私の位置と大きさを確認するかのように、凝視されるのです。

(正に、上から下まで舐め回すように…見つめられるのです。久しぶりの快感です。爆)

そして、静かに私に向かってゆっくりと上昇。

これ以上はダメ!!!と、思われるギリギリの距離まで近づくと

なんと…自らのお腹を捩りながら丸め、尾びれを抱え込むような体勢になり、

私に当らないように避けながら、「ついておいで!!!」と言っているように、私を見つめながら、再び潜行していくのです。





こんな行動が2度程、私の目の前で、繰り返され…

やっと…この子達は私たちと遊びたくて、迎えに来てくれているのだと理解しました。





そこからは、船上で待機していた残りのゲストさん達やスタッフも加わり、

ただただ…皆で一緒に精一杯に遊んだのです。

そう、子供の時に無我夢中で時間を忘れて大好きな友達と遊んだ日のように。





私の記憶の中だけでも…

お迎えにきてくれる行動は15回以上は繰り返されました。

そして…30分後…

この遊戯会は、人間の方が疲れ果ててしまい…幕が閉じられたのでした。





私たちがお船に上がりきる直前まで、「え~っ、もう帰っちゃうの~」と言う感じで、

すぐ下で名残惜しそうに水面を見上げている愛くるしい姿に向かい

「ありがとう。すっごい愉しかったよ。又遊んでね。」と、挨拶して最後にお船に後ろ髪引かれながら、嫌々上がった私なのでした。





その日以来…

このクジラは“ポチ”と、皆から名付けられ

その日以後のクジラ船では、「ポチに逢いたい~」が、合言葉のように交わされるのでありました。





そして…これから先…

“ポチ”の事は、何年も先まで語り次がれる事でしょう。

そして…私の大切な友達として、思い出のアルバムに大切に綴られたのでした。





私の拙い文章で、この素敵な感動が伝わったかどうか心配ですが、

こんな素敵な事も球美の海では、ありえるのだと言う事だけでも、分かって頂ければ…とってもうれしいです。





願えばきっと叶えてくれる海…そう、球美の海なのです。

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# by yukologbook | 2008-02-17 00:12 | Under-Wate
2008年 02月 05日

鼓動







こどう【鼓動】

<名・自動サ変>心臓が規則正しくどきどきと脈うつこと。

また、その音の響き。





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一年間、恋焦がれ心焦がれて、夢にまで見た再会の日がやってくる





それはまるで…

永い間、離ればなれに過ごしていた恋人を、

一年振りに、何時もの待ち合わせ場所で、今か今かと待っている時間のように……ドキドキなのです。





久しぶりに逢うその人は、

どんな素敵な笑顔を私に向けてくれるのか……ドキドキなのです。





どんな場所にエスコートしてくれて、

どんな素敵な思い出を私に創ってくれるのか……ドキドキなのです。





この一年で、その人はどのように成長し、

その成長に、私一人だけが置いて行かれてはいないかどうか……ドキドキなのです。





でも………。

私は、私の横に居てくれる貴方の姿を、見つめられるだけで……ただ、それだけで……ドキドキなのです。





私の鼓動の高鳴りが聴こえますか??



私には貴方の鼓動の響きが、はっきりと聴こえます。





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いよいよクジラの季節が始まりました。

今月10日から久米島に入ります。

私の新年は、このクジラ船で始まると言ってもよいほど、この時を待ち侘びていました。





今回は、コメント欄に、出来るだけ“久米島クジラ情報”を書き込みしていこうと思っています。

・数日後に久米島に入られる皆さん……目が離せませんよ。笑。

・今回は久米島に来れないという皆さん……次回は是非!!!と、思って頂ける様、感動をお裾分けしちゃいます。

・全然興味ないと言う皆さん……諦めてください。きっと興味が湧いてしまわれる事でしょう。(ほんまかいなぁ。笑)





興味がある方も無い方も…乞うご期待。楽しみにしていて下さいね。笑。

(誰にも楽しみにして貰えなくても・・・勝手に無理やり押し付けです。爆笑。)





では……いざ―鎌倉。(いざ―久米島…でしたね。笑)
安室奈美恵

# by yukologbook | 2008-02-05 23:59 | On-Land
2008年 01月 30日

“MACKINTOSH”と言う名の芸術家









先日、昔から仕事を共にしてきた設計士仲間から久しぶりに連絡が入った。

電話の内容は、「公立図書館の家具の設計のチームに加わってくれないか???」と、いう依頼。

実は彼、私が久米島に住んでいる事、設計士を辞めてしまった事、その他諸々(笑)を、知らなかった。

と言うか…敢えて“わたくし事”を昔の仕事仲間に告げずにここまできたのだから…当然である。





事情を説明し、丁重にお断りした。





が…暫しの間…昔の仕事の懐かしさに浸ってしまい、“MACKINTOSH”に思いを馳せる。

彼の建物や家具の細部に至る細かなディテールに、心を擽られ、恋焦がれた時代にタイムスリップしてしまった。





建築現場を少し離れた交差点から風景も視野に入れて見定める視線。

一脚の椅子を二階のテラスから俯瞰で眺める視線。

ビルの最頂部を地上より見上げ、芸術的面白さを追求した視線。

連続したディテールの心地よさを優先した視線。

光・影・風を何よりも一番意識しているであろう建物の成り立ちの視線。

視線を無視したかのように思わせるアシンメトリーな感性豊かな視線。

構造物以上に存在感を感じさせる、細部への拘り抜かれた視線。





…全ての工作物には、彼の“視線”が痛いほど感じられる。



















特に私が好きな彼の作品のひとつ……“グラスゴー美術学校”

窓から突き出た鍛鉄製ブラケットの装飾。

照明器具のデザインの精確さ。

屋根のトラスの斬新さ。

階段の手摺、格子の木部細工の統一性。

座り心地の良さそうな、どっしりとした構えの個性豊かな装飾の椅子。

空間を支え、規則正しく並び、天井まで高く聳える柱列の遊び心。

…どれをとっても、心躍らされる。





マッキントッシュが問題解決の際に用いる“視覚的な筋書き(ドラマ)”と言われる彼の原理。

構造物を捕らえる視線も、自然を捉える視線も…どちらも人間の視線。

今まで行ってきた「構造物を作る」という視線から、海・陸・空の全ての時空の感動物を捕らえるという視線に置き換え

尊敬して止まない、彼、マッキントッシュの原理を…久米島という、素敵な離島で…学生時代を思い出し…再び学んでみようと思う。





彼の講演文のなかに…

<芸術は華である。人生は緑の葉である>と、いう言い回しがあるらしい。

芸術は美しさのゆえに、非日常的なものを表すのかもしれない。

しかしその非日常的なものを支え、生命を与えるのは日々の営みであり、生活つまり緑の葉から漲る活力にほかならない。

《自分の華がより美しく、より生きたものになるよう、日々の営みの中に見出さん》







今回は、銀塩写真のなかで、私の“視線”を意識した作品を選んでみました。

被写体の“視線”ではなく、撮影者(私)の“視線”

どの部分に拘っているのか…解って頂けますか???

(PS:はっきり言って、自分自信でもよく解っていません。自爆。これからボチボチ勉強させてもらいます。再自爆。)















※とうとうと言っていいのか、やっとこさと言っていいのか…デジタル一眼という世界に足を踏み入れてしまいました。

“キャノン5D”を購入。(時代はキャノンらしいです。笑)

ハウジング、レンズ(水中用・クジラ陸撮用)も全て購入済。

清水の舞台より勢いよく飛び降り…複雑骨折…かなり重症で、現在入院中です。笑。

只今、我が家では、機材の奪い合いの壮絶な戦いが日々繰り広げられております。爆。

今年は、銀塩とデジタル一眼の両方の写真で、更新予定です。(予定は予定で、あくまで未定です。笑)

乞うご期待ください。(寛大な大人の気持ちでねっ。笑)









※チャールズ・レニー・マッキントッシュ(Charles Rennie Mackintosh)とは…

スコットランドの建築家、デザイナー、画家。アーツ・アンド・クラフツ運動の推進者であり、スコットランドにおけるアール・ヌーヴォーの提唱者の一人でもある。

[経歴]

チャールズ・レニー・マキントッシュは1868年6月7日スコットランド、グラスゴーに生まれる。

16歳の時に、ジョン・ハッチソンという建築家の元に見習に出され、1889年までをそこで過ごした後、ハニーマン&ケッピー設計事務所(1901年以後は、マッキントッシュのパートナーとなる。)で製図係として働く。

27歳の若さで、母校でもあるグラスゴー美術学校の新校舎の設計コンペに優勝。

グラスゴーのティー・ルーム(Willow Tea Room)のインテリアデザイン、ヒル・ハウスの設計などをした。



1928年、喉の癌のためにロンドンで死去。



(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋)
煮物レシピ

# by yukologbook | 2008-01-30 00:14 | Under-Wate
2008年 01月 18日

着信音







                    共に歩き

                    共に探し

                    共に笑い

                    共に誓い

                    共に感じ

                    共に選び

                    共に泣き

                    共に背負い

                    共に抱き

                    共に迷い

                    共に築き

                    共に願い

                    そんな日々を描きながら……♪














最近の私の携帯の着信音です。



とっても素敵な歌詞。

この歌を聴くと…

つい涙腺が緩んでしまい…携帯がなる度…ウルウルしてしまっています。



小渕健太郎さんって…

純粋で、素朴で、朴訥で、温かな人なんだろうな。そうであってほしいな。願望。

ひっかけ橋(大阪難波の戎橋の事です。)で、路上ライブを生で聴いてみたかった。

ひっかけ橋の利用方法が全く相違しちゃってました。自爆です。笑。







皆さんの携帯の“特別な人からの着信音”は……どんな曲ですか???







※このウミウシとウミウシカクレエビ…

“共に背負い~”って、感じでしょ。(実際…重たそうに背負っとるで。爆)

# by yukologbook | 2008-01-18 00:15 | Under-Wate